コーチングの相場を調べていて、気になるコーチの案内を開いたら、月額の欄に見慣れない数字が並んでいた。そこで手が止まった方も、多いと思います。

高いと感じるのは、自然なことです。安くないお金を払うのですから、妥当かどうかを慎重に見るのは当たり前なんですよね。

ただ、コーチングの相場は、一つの数字では出せません。理由は、順に書いていきます。私の料金も、先にすべて出します。金額だけでなく、期間と中身まで見て、合うかどうかを決めてください。

コーチングの相場は1回いくら?料金の示し方は2つある

コーチングの料金は1回あたりで示す形と月額で示す形の2つ。1つの幅に並べると差が極端に見える

ネットで調べていくと、ページごとに金額がばらばらで、結局いくらが普通なのか分からなくなります。

日本の個人向けコーチングの料金について、公的な統計や中立な調査がないかを調べました。円で一つの相場を示せるものは、調べた範囲では見当たりません。ネットで見かける相場は、提供する側が自分のサイトに書いたもので、出典が書かれていないんですよ。

金額がばらばらに見える理由は、料金の示し方の違いにあると私は考えています。まず、示し方の話から始めます。

  • 1回あたりで示す料金と、月額で示す料金
  • 私の料金

1回あたりで示す料金と、月額で示す料金

「月額」と書いてある案内と、「1回」と書いてある案内を、同じ画面で見比べている。そういうとき、数字だけで高い安いを決めてしまいがちです。

料金の示し方は、大きく分けて「1回あたり」と「月額」の2つです。単発のセッションは1回あたり、継続のプランは月額で示されることが多いんです。この2つを一つの幅に並べると、数千円から数十万円のように見えてしまいます。1回分と1か月分では、比べているものが違うんですよね。

手元の案内を比べるときは、示し方をそろえてください。1回あたりなら1回あたりどうし、月額なら月額どうしで見ます。それだけで、数字の見え方はかなり落ち着きます。

私の料金

できることと、できないこと。先にお伝えしたうえで、選んでいただきたいと思っています。

料金は、表にまとめました。単発は1回あたり、継続は月額で書いています。

プラン料金内容
単発セッション1回66,000円1セッション(基本60分/流れに応じて90〜120分)
継続プラン(PREMIUM)月額110,000円月2回・1年で計24回のセッション/合間もLINEでやり取り
アート型・デザイン型 個別解説1回33,000円/LINE登録で22,000円1セッション(基本60分)

金額の列だけでなく、内容の列も一緒に読んでください。1回で完結する単発と、1年の関わりになる継続では、金額の意味がまるで違うんですよね。

コーチングはなぜ高い?金額に入っているもの

金額に入っているもの:時間で切らない、1回で終わらない、事業の話と本人の話を分けない

1時間話すだけで、この金額なのか。そう感じるのも無理はありません。

私はクライアントの皆さんと中途半端に関わるつもりはありません。私の金額は、話している時間だけで決めているわけではなく、関わり方の設計で決めています。設計の柱は、3つあります。

  • 時間で切らない
  • 1回で終わらない
  • 事業の話と本人の話を分けない

時間で切らない

基本60分、流れに応じて90分・120分まで。区切りのいいところまで注ぎ切ります。時間で中途半端に切ることはしません。

たとえば、話がようやく核心に入ったところで時間になったら、どうでしょうか。続きは次回に持ち越しです。

「1時間いくら」で割るのは、分かりやすい比べ方です。ただ、その割り算では、話の深さや、区切りまで付き合うかどうかは見えないんですよ。

1回で終わらない

変化は1回じゃ起きません。日々の判断の一つひとつに新しい軸が染み込んでいく。

一つの課題を片づけて終わり、ではありません。決めたことを現場で試して、次のセッションで振り返る。それを1年続けます。

継続プランには、月2回のセッションが含まれます。たとえば、決めたことを現場で試して、うまくいかなかった点を合間にLINEで伝える。次のセッションは、そこから始められます。

事業の話と本人の話を分けない

事業の相談をしていたはずが、気づけばご本人の話になっていた。そういうことは、よくあります。

私は自分で事業を続けて、20年目になります。9年間で、2,000人以上の事業相談にも向き合ってきました。コーチングとコンサルティングの境界を、私は設けていません。

事業の話が必要なら事業の話をしますし、ご本人の話が必要ならそちらをします。分けたほうが都合がいいのは、たぶん提供する側だけなんですよ。両方を一緒に扱う設計にしていることも、金額に入っているものの一つです。

もちろん、世の中にはリーズナブルなサービスもありますし、そちらがいい方もたくさんいるでしょう。高いから正しい、と言いたいわけではありません。求める関わり方に合っているかどうかが、大事なんです。

高いコーチングは無駄金になる?合わない場所で払うとき

含まれるもの:セッション、振り返りメモ、継続はLINEでのやり取り。含まれないもの:心理療法・カウンセリング、資格認定・修了証、成果の保証

高いお金を払ったのに、思っていたものと違った。そうなったらと考えると、申し込む手が止まるのではないでしょうか。

無駄になるかどうかは、金額の高さでは決まらないと私は考えています。決まるのは、求めている目的と、払う場所が合っているかどうかです。確かめる点は、2つで足ります。

  • 別の場所のほうが合う人
  • 金額に含まれないもの

別の場所のほうが合う人

合わないと申し上げているのではありません。目的に合う場所が、ほかにあるということです。

カウンセリングは、やりません。心の回復は専門家の仕事です。そういう場面では、専門家のところへ行っていただきたいと思っています。

また、手取り足取り毎日指示が欲しい方には、私は向いていないと思います。そこは先にお伝えしておきます。

金額に含まれないもの

申し込んだあとで、「これは含まれていなかったのか」と気づく。そういうことも、起こりえます。私の場合、含まれないものは次のとおりです。

  • 心理療法・カウンセリング
  • 資格認定・修了証の発行
  • 成果の保証

検討している案内にも、含まれないものが書いてあるかを見てみてください。書かれていないときは、問い合わせて聞いてみるのも一つの方法です。

効果があるのかどうかについては、コーチングは意味がないのかを考える記事で話しています。

コーチングを受ける前に確かめる3つのこと

受ける前に確かめる3つ:金額と期間を一緒に見る、回数と合間に何が含まれるか、やめるときお金がどうなるか

案内を読み比べているうちに、結局どこを見ればいいのか分からなくなる。そんなときは、見るところを3つに絞ってください。

  • 金額と期間を一緒に見る
  • 回数と、合間に何が含まれるか
  • やめるとき、お金がどうなるか

金額と期間を一緒に見る

月額の案内なら、何回・何か月の設計なのか。1回あたりの案内なら、何分なのか。金額だけを切り取らず、期間と回数をセットで見てください。高いか安いかは、そこで初めて見えてきます。

コーチ本人に不安が残るときは、コーチングが怪しいと感じたときの見方も読んでみてください。

回数と、合間に何が含まれるか

金額の隣に、回数と時間が書いてあるか。セッションの外の関わりまで書いてあるか。そこまで見ると、料金の中身が分かります。

私の場合は、セッション後の振り返りメモを共有しています。継続プランには、LINEでの日常的なやり取りも含まれます。話す時間のほかに何があるのかを見ると、金額の見え方が変わるんですよね。

やめるとき、お金がどうなるか

始めてみたものの、仕事が忙しくなって続けられなくなった。そうなったとき、お金はどうなるのでしょうか。ここがあいまいなままだと、あとで困ります。

途中で解約できるのか、返金はあるのか、キャンセル料はかかるのか。この3点は、申し込む前に案内で探してください。私のところの条件は、こうです。

  • お支払いは銀行振込のみです。
  • 単発セッションと個別解説は一括払いです。
  • 継続プランは月額払いです。
  • 継続プランの解約は翌月からです。
  • お支払い済みの当月分は返金いたしません。
  • キャンセル料は設定していません。

こうした取り決めが、申し込む前にきちんと書いてあるか。安心して関わるための、大事な判断材料になります。

まとめ

相場は1つの数字では出ない。示し方をそろえ、金額と期間と中身を見て、合うかどうかを決める

コーチングの相場は、一つの数字では出ません。

1回あたりと月額を分けて、同じ示し方の金額どうしで比べます。そのうえで、回数や期間、合間の関わり、やめるときのお金まで確かめてください。

金額だけでなく、期間と中身まで見て、合うかどうかを決めてください。

継続は1年かけて変化を起こす設計です。迷う方はまず単発セッションからどうぞ。無理に上のプランをすすめることはしません。料金と条件は、次のページにすべて載せています。