ライフコーチングを受けてみたい。けれど、この迷いは仕事の相談なのか、暮らしの相談なのか。値上げの連絡を書きかけて閉じる。仕事を進めたいのに、家の予定も気にかかる。ひとりで働いていると、値決めも暮らしのことも同じ机の上にあります。
仕事の自分と暮らしの自分が違っていても、それは矛盾ではありません。分けられないなら、まず両方の傾向を知るところから始めればいいんです。
ライフコーチングの意味と、ビジネスコーチングとの違いをお話しします。費用と怪しさを確かめるときの見方もあります。仕事と私生活を分けて話す必要はあるのか。ご自分に合う最初の一歩まで、一緒に考えていきましょう。
ライフコーチングとは?ビジネスコーチングとの違い
呼び名は、相談先の扱う範囲を知る目安です。ただ、ひとりで働く方の悩みは、その範囲をまたぎます。仕事に関係するからビジネスの相談。暮らしが気になるからライフの相談。そう分けると、話したかったことの一部が抜けてしまうんです。まずは、よく使われる説明を並べてみます。
| 項目 | ライフコーチング | ビジネスコーチング |
|---|---|---|
| よく言われる扱う範囲 | 仕事に限らない人生の幅広いテーマ | 仕事・事業・組織の課題 |
| よく挙げられるテーマの例 | 人間関係、暮らし、子育て、目標 | 仕事の進め方、業績、事業や組織の課題 |
この違いを、ご自分の悩みを仕分ける決まりにしなくていいと思っています。
よく使われる説明では
よく使われる説明では、ライフコーチングは人生の幅広いテーマを扱うものとされます。人間関係や子育てなど、仕事に限らない話も含まれます。一方のビジネスコーチングは、仕事や事業の課題を主に扱うと説明されます。
ライフコーチは、本人の話を聞いて考えの整理を手伝う人とされます。現状と望んでいることを、対話で確かめていく仕事と説明されるんです。
私なら、この説明から相談先の候補を考えます。そのうえで、実際に何を話せる相手なのかを確かめます。扱う範囲が広いという説明だけでは、目の前の迷いへの関わり方までは分かりません。自分で考えるための対話を求めるのか。具体的な作業を誰かに任せたいのか。そこも一緒に見ておきたいところです。
たとえば、値上げの連絡で手が止まっている場合。伝える文面を作ってほしいのか、自分がためらう理由を考えたいのかで、求める時間は違います。同じ値上げの話でも、相手にしてほしいことが違うんです。呼び名を一つ選べたとしても、ここが伝わらないままでは話がかみ合いません。
人生の幅広いテーマを扱うという説明も、何でも引き受ける約束とは分けて読みます。話を聞くことと、その問題に必要な判断を担うことは別です。相談できる内容と、頼めることの両方が見えているか。私はそこまで確かめて選ぶほうがいいと考えています。
ひとりで働いていると、どちらの悩みか分けにくい
私は、ひとりで働く方の迷いを、仕事と暮らしの重なりから見たいと思っています。事業の判断も暮らしの判断も、同じ一人が引き受けているからです。仕事の予定だけを動かせば済むとは限りません。家で使う時間も含めて、引き受けられる仕事を考えることになります。
値上げの案内を書きかけたまま、画面を閉じる場面を考えてみてください。今の単価では、仕事の量を増やさないと暮らしを支えにくい。けれど、値段を上げて依頼が減るのも気になる。新しい金額を書いてみても、その値段で頼んでもらえる自信がない。単価と自信と家計が、一つの連絡の中で重なっています。
単価だけの話として持っていけば、なぜ送れないのかが抜けるかもしれません。自信だけの話にすれば、今の価格で仕事を続ける難しさが抜けます。家計だけを取り出しても、お客さまにどう伝えるかは残ったままです。どれも、同じ場面を別の側から見ているんです。
日々の予定も同じです。打ち合わせの合間に洗濯物を取り込む。子どもの迎えの時間から逆算して、仕事の工程を組む。仕事を終える時間を決めるときには、暮らしの都合も考えています。それなら、仕事の進め方を話すときに家の予定が出てきても不思議ではありません。
相談する前から、話をきれいに分けようとしなくて構いません。私なら、値上げの連絡を書いたところで手が止まった、という場面をそのまま出します。何の悩みと呼ぶかが決まっていなくても、どこで迷っているかは伝えられます。
呼び名に合う部分だけを選ぶと、相談のために困りごとを小さくしてしまいます。家の話は余計だろうかと削る前に、それが仕事の判断にどう関わるかを見てほしいんです。相談先には、その重なりも含めて扱えるかを確かめてください。
呼び名の違いは、扱う範囲の説明にすぎません。実際の中身は担当する相手によって異なります。だから、名称と自分の悩みがぴったり合うかだけで選ぶ必要はないと思っています。

ライフコーチングの費用と、怪しいと感じたときの確かめ方
話してみたい相手が見つかっても、料金や説明に引っかかることはあります。月によって入金に波があれば、支払いを続けられるかも気になるところです。私は、金額の大小を比べる前に支払いの形を見ます。怪しさが気になるなら、扱わないことが書かれているかを確かめます。
- 費用は、課金の形を先に見る
- 怪しいと感じたら、扱わないことが書かれているかを見る
何を相談したいかを手元に置いて、案内のどこを読めば判断できるかを見ていきましょう。
費用は、課金の形を先に見る
費用は、金額より先に課金の形を見てください。課金の形とは、何に対して支払う金額なのかということです。1回あたりなのか、毎月支払う月額なのか。ここをそろえないと、高いか安いかの比べ方そのものがずれます。
1回の相談に支払う額と、一定の期間にわたって支払う額。数字だけを並べても、同じものを比べたことにはなりません。月額が書かれているなら、その月に何が含まれるのか。単発なら、1回で何を扱うのか。料金の横にある説明まで読む必要があります。
たとえば、入金が多い月と少ない月がある場合です。今月は払える金額でも、それが毎月出ていくなら考え方は変わります。必要なときに1回分を支払う形と、毎月の支払いが続く形では、暮らしへの響き方が違うからです。
仕事の依頼を受けた日と、入金される日は同じとは限りません。手元の予定には仕事が入っていても、支払いをする日の余裕は別に考えたいところです。入金の波が気になっているなら、その感覚を無視して契約を決めなくていいんですよ。
私がここで見てほしいのは、安いものを選べたかどうかだけではありません。自分が考えたいことに、その支払い方が合っているかです。値上げの伝え方を一度考えたいのか。実際に伝えたあとも、続けて振り返りたいのか。欲しい関わり方によって、必要な回数や期間も違ってきます。
毎月払う形が悪いわけではありません。続けて考えたいことがあるなら、その目的に合うかを見ればいい。一方で、一つの迷いを話したい段階なら、まず1回で受けられるかを確かめる。この順番なら、金額に引っ張られて目的を変えずに済みます。
見積もりを出す側に立つと、金額だけでは伝わらないことがあります。どこまでの作業を含むのか、何を頼まれた金額なのか。それが分からないと、お客さまも比べにくいはずです。相談料を払うときも、何を含む金額なのかを同じように確かめてください。
回数や期間が見当たらないなら、分からないまま申し込む必要はありません。案内を読んで、自分の言葉で説明できるところまで確認する。私は、そのひと手間を省かないほうがいいと思っています。払えるかどうかと、何のために払うかの両方を考えるためです。
料金を比べるときの考え方は、コーチングの相場の記事で詳しくお話ししています。私のところの単発と継続の条件は、料金ページで確認できます。1回あたりの金額と月額を分けて読んでください。
怪しいと感じたら、扱わないことが書かれているかを見る
怪しさが気になったら、私は「何を扱わないか」を見ます。できることだけが並んでいると、頼める範囲が分からないからです。先に線を示しているかどうかは、相手を選ぶための判断材料になります。
SNSで成果を約束する言葉を見て、募集のページを閉じたくなる。そんなときは、期待を持てない自分のほうが悪いと考えなくていいんです。何をしてくれるのかが分からないままでは、料金を払う判断もできません。期待したい気持ちと、確認したいことは両方あって構いません。
たとえば、値上げについて相談したいとします。自分が価格を決めるために話すのか。相手に価格を決めてもらうのか。お客さまへの連絡まで任せるのか。同じ相談という言葉でも、期待する中身は違います。引き受けないことが書いてあれば、この食い違いを申し込む前に確かめられます。
私の案内でも、扱わないことを先にお伝えしています。税務・法務・財務など、資格が要る判断や代行はしません。心のケアは専門家の領域で、医療やカウンセリングの代わりにもなりません。成果や売上の保証、資格の認定も行いません。実務の代行や、ご本人の代わりに事業を動かすこともしません。
これは、頼まれてから断るための説明ではありません。受ける方が求めるものと、私ができることを先に照らし合わせるためです。値上げの連絡を送る作業まで頼みたいなら、対話の時間を申し込んでも目的は合いません。そこを曖昧にしたまま、話してから考えましょうとは言えないんです。
成果を約束する言葉についても、何を根拠に言っているのかを見てください。相談のあとに決めて動くのはご本人です。値段を伝えた相手がどう判断するかまで、コーチが決めることはできません。関われる範囲と、約束している結果がかけ離れていないか。私はそこを確かめます。
ただし、扱わないことが書いてあれば安心だと断定はできません。書かれた線と、実際の案内が合っているかも見る必要があります。逆に、一文が見当たらないだけで相手を決めつけることもしません。自分の目的を扱えるかが分からないなら、まだ選ぶ材料が足りないということです。
コーチングが怪しく見える理由については、コーチングが怪しいと言われる理由の記事にも書いています。業界をまとめて判断する前に、検討している相手の説明を確かめてみてください。

ライフコーチングは、仕事と私生活を分けて受けるものなのか
仕事の相談をしたいのに、説明すると家の予定も出てくる。暮らしのことを考え始めたのに、結局は仕事の値段に戻ってしまう。私は、相談の前にそのつながりを切る必要はないと考えています。どちらも含めて、今のご自分が何に迷っているかを見ていけばいいんです。
- 仕事と私生活で、違う顔が出ることがある
- それは矛盾ではない
- 事業の話も、ご本人の話も
ただ、仕事と家で違う自分が出てくると、どちらを話せばいいのか迷うこともあります。まずは、その違いをどう見るかからお話しします。
仕事と私生活で、違う顔が出ることがある
私は、人の進み方をアート型とデザイン型で見ています。衝動や違和感、直感から動くのがアート型。目的から逆算して、計画や順序を組むのがデザイン型です。誰の中にも両方があり、その比率が違うと考えています。
同じ人でも、年代や事業の段階によって比率は変わります。仕事と私生活で違う顔が出ることもあります。
たとえば、仕事では見積もりも工程も細かく組む。一つの作業にどれくらい時間を使うかを考え、納期までの順番を決めている。ところが家では、休日の予定を先に決めたくない。その日の気分で過ごし方を選びたい。こんな組み合わせがあっても、どちらかを直すところから始める必要はありません。
仕事の工程には、お客さまと約束した期限があります。自分の作業が遅れると、そのあとの予定にも関わります。だから、先に順序を組んでおきたい。一方で、予定のない休日なら、同じ細かさで決める理由がないかもしれません。何に向けて動いているかが違うんです。
仕事のときに使っている進み方を、そのまま家でも使う。それを一貫性だと思ってしまうと、休日に予定を決めない自分が怠けて見えます。でも、予定を組む力がないとは限りません。仕事では、その力を使っているからです。私なら、できるかできないかの前に、どの場面で使っているかを見ます。
家での過ごし方から、仕事の自分を否定する必要もありません。休日は気分で動きたいからといって、見積もりを細かく組む自分が偽物になるわけではないんです。どちらも、ご自分が選んでいる進み方です。片方だけを本当の自分と決めると、もう片方で使っている力を見落としてしまいます。
この違いを見るときは、出来事を一つずつ思い出してみてください。見積もりを作るとき、何が決まると手を動かせるのか。家の予定を考えるとき、何を先に決めると窮屈になるのか。計画が好きか嫌いかという一言より、場面ごとの違いが分かります。
家族との予定がある休日なら、あらかじめ時間を決めることもあるでしょう。家にいるときはいつも直感で動く、と決める必要もありません。仕事か私生活かという区分だけで、ご自分のすべてを説明しようとしなくていいんです。
アート型とデザイン型にも優劣はありません。私は、どちらかにそろえるためにこの見方を使っているわけではありません。今の場面では何を頼りに進んでいるか。それを知るために、両方の自分を見ています。
それは矛盾ではない
仕事では判断が速いのに、自分のことになると決められない。この違いを、自分の弱さと結びつけるのは早いと思っています。仕事と私生活で傾向が違っていても、矛盾ではありません。役割や相手によって、表れ方が変わります。診断でも、この二つを分けて表示しています。
お客さまとの打ち合わせでは、その場で段取りを決められる。求められていることを聞けば、何を先に進めるかも判断できる。ところが、自分のサービスの値段だけは何日も決められない。ここでは、決める対象も引き受けるものも変わっています。
お客さまの仕事なら、相手が求める内容を確かめながら考えられます。自分の価格を決めるときは、自分が何を届けるかも言葉にする必要があります。その額で仕事を続けられるか。相手にどう受け取られるか。家の時間を確保できるか。判断の前に気にかかることが増える場面です。
だからといって、その場面だけで特定の型だと判定はしません。即決するからアート型、迷うからデザイン型という話でもないんです。私が見たいのは、決める速さの差から自分を責めていないかです。判断できた場面と止まった場面の両方を、いったん並べて考えてほしいと思っています。
お客さまの前で決められたときには、何が見えていたのか。自分の値段で止まったときには、何が気になったのか。値段の根拠が足りないのかもしれません。伝える相手の反応が気になるのかもしれません。理由がまだ分からなくても、その違いから話し始められます。
一貫性のある自分を説明しようとすると、決められなかった場面を隠したくなります。逆に、迷っている自分だけを話すと、普段は判断できていることが抜けます。どちらかを消して説明する必要はありません。両方を知ったうえで、今の選択を考えるほうが役に立つと私は見ています。
無料タイプ診断では、仕事とプライベートを分けて答えていただきます。ひとまとめに答えると、仕事での自分を思い浮かべるか、家での自分を思い浮かべるかで迷うからです。分けるのは、傾向を見るときの答え方です。悩みを別々の相談にしなければならない、という意味ではありません。
診断の結果は、その時点の回答から見える傾向であって、固定された人格ではないんです。違う結果が出たとしても、片方を正しい自分に選ばなくて構いません。今の仕事と私生活で、どんな進み方が表れているかを見る材料にしてください。
型の考え方は、アート型/デザイン型の解説にまとめています。型の名前を覚えることより、ご自分の場面と照らして読んでいただきたいんです。見積もりを組んでいる自分と、家で予定を決めずに過ごす自分。その両方が見える読み方をしてみてください。

事業の話も、ご本人の話も
新潟コーチング研究所では、経営者・事業者のためのビジネスコーチングとお伝えしています。個人事業主やフリーランスなど、ひとりで仕事をしている方も事業者として受けていただけます。
私自身、事業を始めて20年目になります。9年間で2,000人以上の事業相談に携わってきました。事業の相談に関わってきた私が、コーチングでも大事にしているのは、ご本人が自分で考えて判断することです。
コーチングとコンサルティングの境界を、私は設けていません。事業の話が必要なら事業の話をしますし、ご本人の話が必要ならそちらをします。分けたほうが都合がいいのは、たぶん提供する側だけなんですよ。
ここでお話ししているのは、コーチングとコンサルティングの関わり方です。カウンセリングまで引き受けるという意味ではありません。扱わない範囲は先ほどお伝えしたとおりです。その範囲の中で、事業の判断とご本人の考えを一緒に見ていきます。
値上げをためらう場面なら、金額の話だけで終わるとは限りません。どんな仕事を引き受けたいのか。今の仕事量をどう考えているのか。家で使う時間をどれくらい残したいのか。値段を決めるときに関わるなら、ご本人が大事にしたいことも話に入ります。
仕事の話だけに整えてから相談しようとすると、その価格にしたい理由が伝わらなくなります。逆に、ご本人の気持ちだけを見ても、実際に引き受けている仕事の内容は分かりません。事業をどうしたいかと、ご自分がどう進みたいか。そのつながりを確かめるための対話なんです。
私が代わりに答えを決めるわけではありません。問いを立てて一緒に考え、ご本人が判断するために関わります。たとえば、家の予定が仕事の時間を左右するなら、その関わりを話していただいて構いません。家のことを話した時点で、事業の相談から外れるとは考えていません。
何から話すかを一文にまとめ切れなくても、値上げの連絡で手が止まった場面はあります。そこから、決めたいことと気にかかることを見ていく。相談前に悩みの名前を決めるより、その場面を残しておくほうが話し始めやすいと思っています。
実際に扱う話の範囲は、コーチングのテーマの記事で紹介しています。ご自分の迷いに近いものがあるか、確かめるときに使ってください。
最初の一歩
まず自分の傾向を知りたいなら、診断がいちばん軽い一歩です。扱いたいテーマが一つ決まっているなら、単発で一度話す受け方があります。私は、今どこまで考えがまとまっているかと、何を求めているかで選んでいただきたいと思っています。

- まず、仕事と暮らしの両方の傾向を知る
- テーマが一つ決まっているなら、単発で一度話す
- 共感と傾聴を第一に求めるなら
診断を受けることと、相談を申し込むことは別々に決めて構いません。ご自分に今必要なところから選んでください。
まず、仕事と暮らしの両方の傾向を知る
話したいことがまだ混ざっているなら、まず両方の傾向を見てみる。私は、そこからでいいと思っています。仕事で見せる自分だけでは、暮らしでの迷いは分かりません。家での自分だけを見ても、仕事で使っている力は見えにくいからです。
タイプ診断は全22問で、所要時間は約3分です。無料で、登録なしで受けられます。無料タイプ診断では、仕事とプライベートを分けて答えていただきます。見るのは、それぞれに表れるアート型/デザイン型の傾向です。
たとえば、打ち合わせの合間に少し時間が空いたとき。誰かに話すための説明を用意する前に、質問に答えてみることができます。約3分が目安なので、短い空き時間を使って始められます。仕事の段取りを組むときと、家で過ごすときを思い浮かべてみてください。
答えるときに迷ったら、一つの自分にそろえようとしなくていいんです。仕事では先に予定を決めたい。暮らしではその日の気分を残しておきたい。そうした違いも含めて、今のご自分の答えを選んでください。
結果を見たあとは、身近な場面と照らしてみてください。見積もりを組むときの自分に近いのか。家の予定を考えるときはどうか。結果の言葉だけで自分を決めるより、実際の場面を思い出すために使ってほしいと思っています。
診断は、相談先や値段を代わりに決めるものではありません。両方の傾向を並べて、ご自分の進み方を考える材料です。結果を見て今日は終わりにしても構いません。すぐに次の申込みへ進むことまで、決めなくていいんです。
テーマが一つ決まっているなら、単発で一度話す
具体的に考えたいことが一つあるなら、単発セッションという受け方があります。仕事と暮らしを分け切れている必要はありません。何について考える時間にしたいかが見えているなら、その一つを中心に話せます。
たとえば、次の値上げをどう伝えるか。値段を書きかけたところで止まるなら、何が気にかかっているかを考える時間にする。今の仕事量を続けられるかが気になるなら、そのことも値上げを考える理由として話せます。関わることが複数あっても、中心に置くテーマは一つです。
テーマを一つにするのは、ほかの事情を隠すためではありません。値段も家の時間も気になる中で、今回は何を考えたいのかを確かめるためです。全部を一度に解決しようとするより、決め切れずにいる選択から話すほうが、対話の目的がはっきりします。
単発セッションは、1回あたり66,000円です。基本60分で、話の流れによっては90分から120分になることもあります。一つのテーマを深く扱う受け方です。単発で終えていただいて構いません。継続を前提にはしていません。
一度話して終えるために、納得のいく答えが出ることを条件にする必要もありません。単発は単発として選べます。話してみたあとにどうするかは、その時点で考えていただければいい。無理に上のプランをすすめることはしません。
ひとりで仕事をしている方も、事業者として単発を受けられます。ただ、受けられることと、今それを選ぶことは別です。値上げをどう伝えるかを考える時間として、自分が求めているものに合うか。金額も含めて確かめていただきたいんです。
受ける内容はコーチングの案内に、料金や支払いの条件は料金ページに記載しています。予定を組む前に、時間と条件を読んでみてください。入金の予定や家の用事も含めて、自分で選べるところまで確かめてからで構いません。
共感と傾聴を第一に求めるなら
共感と傾聴を第一に求めているなら、目的に合う相談先を選んでいただくほうがいいと考えています。今ほしいのが、気持ちを受け止めてもらう時間なのか。次の判断を考える時間なのか。その希望を先に見てほしいんです。
私の案内では、「共感と傾聴を第一に求めている方 ── 目的に合う相談先へ」とお伝えしています。合わないと申し上げているのではありません。目的に合う場所が、ほかにあるということです。
たとえば、値上げの連絡を書けずに画面を閉じた日。その日に求めているのは、価格を決めるための問いとは限りません。家の予定も重なっていたことを、まず聞いてもらいたい場合もあるでしょう。その希望を、判断ができていない証拠のように扱う必要はありません。
同じ値上げの話でも、今してほしい関わり方は違います。話を聞いてほしいときに、次に決めることを考え続けるのは、求めている時間とずれてしまいます。共感を求めることを遠慮して、別の目的に合わせなくていいんです。
私が大事にしているのは、ご本人が自分で考えて判断するための対話です。その関わり方と、今ご自分が求めているものが合うかを見てください。どちらが上かという話ではありません。必要としている時間に合う相手を選ぶことです。
相談先を決めるときには、悩みの名前と一緒に、どう話を聞いてほしいかも考えてみてください。気持ちを聞いてもらいたいなら、その希望を伝えて構いません。仕事の話だから判断を急がなければならない、と決めなくてもいいと思っています。
まとめ
相談先は呼び名だけで選ばず、何を扱い何を扱わないかを確かめてください。費用は1回あたりと月額を混ぜずに比べます。
仕事と私生活で違う顔が出るのは矛盾ではないので、分けられないなら両方の傾向を診断で知るところからでも構いません。今のご自分が何を考えたいかに合わせて、始める場所を選んでください。



